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シンポジウム


 1. 慢性膵炎の基礎研究における最近の進歩 ー新しい診断と治療法の開発にむけての展望ー (公募)

司会
 安藤 朗
 清水 京子
滋賀医科大学消化器内科
東京女子医科大学消化器内科
慢性膵炎の診断や治療法は限られた選択肢しかなく、膵性疼痛の治療一つとっても十分な解決策がないのが現状である。一方、慢性膵炎の発症と線維化機序についての基礎研究のレベルは近年飛躍的な発展をとげている。膵炎の発症機序として、アルコールによる膵腺房細胞障害、オートファジーによるトリプシンの活性化が注目され、膵炎発症の背景としてPRSS1, SPINK1, CFTRなどの遺伝子変異が関与する。さらに膵腺房細胞障害や膵管内圧上昇により静止期膵星細胞が活性化膵星細胞に形質転換し、炎症性サイトカインの刺激をうけて膵線維化を促進する。産生された細胞外基質はMMPとTIMPのバランスにより調節されている。最近の研究で膵星細胞の一部は骨髄由来細胞とされ、活性化膵星細胞はその後アポトーシスあるいは静止期に戻り膵炎が終息すると考えられているが、慢性膵炎の臨床像との整合性は不明な点が多い。本シンポジウムでは、膵炎の発症から進展、終息に至る過程をめぐる基礎研究の最近の知見について、どのようにしたら慢性膵炎の新しい診断、治療法の開発に貢献できるかということに重点をおいた議論を期待する。

 2. 膵癌に対するトランスレーショナルリサーチの展望 —bench to bed, bed to bench— (公募)

司会
 太田 哲生
 古川 徹
金沢大学医学部消化器・乳腺外科
東京女子医科大学国際統合医科学インスティテュート
膵臓癌に対してはこれまで多くの基礎研究が積み重ねられているが、罹患者の予後は依然として不良であり,基礎研究の成果が臨床に効率よく生かされているとは言いがたい。基礎と臨床のギャップは「死の谷」とよばれ、膵癌研究に限らず医学研究全体の課題であるが、それを橋渡しするトランスレーショナルな観点が近年は強調されている。このような基礎から臨床へ向かう研究の流れのみならず、本来の医学研究の原点は臨床での問題点を基礎的に解析するところにあるはずであり,臨床から基礎へのfeedbackも重要である。近年のトピックスである分子マーカー、分子プローブ、分子治療標的,膵癌モデル動物、免疫学的診断治療,次世代診断・治療装置等,基礎、臨床を問わず,トランスレーショナルなマインドを持つ最新の意欲的研究を発表いただき,膵癌研究におけるトランスレーショナルリサーチの成果,課題,展望について幅広く議論したい。

パネルディスカッション


 局所進行膵癌の治療−切除か非切除か

司会
 中尾 昭公
 古瀬 純司
名古屋大学大学院医学系研究科 消化器外科
杏林大学医学部 内科学腫瘍科
局所進行膵癌は切除できたとしても極めて予後の不良な病態であり、治療選択に迷う場合が少なくない。つまり局所進行の病態には切除可能と切除不能が混在し、手術適応の規準など一定の見解がない。さらに「border line resectable」というdown stageを図った後、切除に向かうという概念も提唱されてきている。一方、切除不能例に対する非切除治療も化学放射線療法が標準治療とされてきたが、ゲムシタビンやTS-1など有効な薬剤が登場し、全身化学療法が行われる場合も多くなっている。このように局所進行膵癌に対する治療戦略については明確なエビデンスはなく、混沌としているのが現状である。本パネルディスカッションでは、外科と内科の双方から局所進行膵癌に対する治療成績や予後改善に向けた新しい取り組みを発表いただき、切除と非切除の適切な選択と今後向かうべき方向ついて議論したい。局所進行膵癌に対する治療についてエビデンスに基づいた多くの発表を期待する。

ワークショップ


 1. 病態栄養からみた膵疾患の栄養療法(公募)

司会
 伊佐地 秀司
 丹藤 雄介
三重大学大学院肝胆膵・移植外科
弘前大学医学部内分泌代謝内科
病態栄養とは、ベッドサイドにおける疾病を対象とした栄養のことであり、臨床栄養とも呼ばれ、その重要性が様々な面から注目されている。膵臓は、消化・吸収・代謝において重要な役割を担っているため、ここに疾患が生じると、消化・吸収・代謝障害も生じうる。したがって、膵疾患においては、「膵疾患から影響をうける栄養(状態)」を評価して「膵疾患を対象とした栄養(療法)」を検討する必要があり、問題は複雑になる。本ワークショップでは、対象となる膵疾患の「病態」を示していただき、栄養療法によって何がどのように改善されるのか、また、現在の栄養療法では何が改善されないのかを、可能な限り具体的に報告していただきたい。ベッドサイドにおける問題点を明らかにする上で重要であると考えられる症例報告も歓迎する。ベッドサイドに持ち帰って翌日の診療に利用できるものから、新たな栄養療法につながる問題提起まで多数の応募を期待する。

 2. 自己免疫性膵炎診断基準2006の再評価 ~診断基準の国際化にむけて~(公募)

司会
 岡崎 和一
 神澤 輝実
関西医科大学消化器肝臓内科
都立駒込病院内科
自己免疫性膵炎は、わが国より発信された新しい疾患として今や国際的にも認められつつある。一方、しばしば膵外病変を伴うことより、近年、全身疾患からみた概念も提唱されている。2002年に本学会から世界に先駆けて提唱され、2006年に改訂されたわが国の診断基準は、一般臨床家をも対象とし、lymphoplasmacytic sclerosing pancreatitis(LPSP)としての膵病変に限定したミニマムコンセンサスの立場から作成された。この間、海外からは、ステロイド効果や膵外病変を含む、より広範囲な立場をとる診断基準や日韓研究者によるアジア診断基準も提唱されている。しかしながら、granulocyte epithelial lesion(GEL)との鑑別をはじめ、生検によるLPSPの病理診断基準、膵画像におけるERCPの必要性、血液検査におけるIgG4以外の免疫学的因子(IgG,各種自己抗体など)、膵外病変、ステロイド効果など、各診断項目の意義について、必ずしも国際的な合意は得られていない。本ワークショップでは、診断基準2006の提唱後約3年が経過するのを機に、現診断基準の再評価を行い、わが国における本疾患の診断に関する現状と問題点を明らかにし、診断基準の国際化にむけた今後の方向性について議論をしたい。

 3. 膵画像診断の新展開(公募)

司会
 山雄 健次
 羽鳥 隆
愛知県がんセンター消化器内科
東京女子医科大学消化器外科
膵疾患に対する最近の画像診断法の進歩はめざましく,膵腫瘤の質的診断、膵癌の進展度診断,あるいは手術時の膵管,胆管,血管などの解剖の理解において重要な役割を果たしている.しかし,それぞれの画像診断法が効果的に活用されなければ単なる宝の持ち腐れにすぎない.そこで,本ワークショップではUS,EUS,ERCP,MD-CT,MRI,PETなどの各領域における最新の画像診断法の特徴,長所・欠点,適応を踏まえ,最も効果的な活用法について論じていただきたい。

特別企画


 1. IPMN/MCN国際診療ガイドライン改訂に向けて -嚢胞性膵腫瘍委員会の活動報告(指定)

司会
 田中 雅夫
 高折 恭一
九州大学医学研究院臨床腫瘍外科
京都大学大学院医学研究科 肝胆膵移植外科分野
2006年に刊行された国際膵臓学会(IAP)の「IPMN/MCN国際診療ガイドライン」は本邦の研究者の意見を色濃く反映させたもので、当時のコンセンサスに基づくものであったことから世界中で広く実際の診療に役立てられている。その後、本邦からも外国からも種々の興味深いエビデンスが報告され続けている。2009年11月5-7日には、米国膵臓学会(APA)とJPSの合同40周年記念大会がハワイで開催されることになったので、そこでも十分な討論を行い、2010年開催の福岡のIAP/JPS合同大会で改訂を目指しての討論会を開く予定である。それに向けて、JPSは嚢胞性膵腫瘍委員会の4つのチームでMCNの予後、IPMN分枝型の自然経過、IPMN由来膵癌と併存膵癌との鑑別、併存膵癌の真の頻度、漿液性嚢胞腺腫の治療方針などについて検討を進めている。今回はその成果をご報告いただいて皆様のご意見をいただくことにしたい。

 2. 慢性膵炎臨床診断基準改訂案 -現行基準との比較(指定)

司会
 下瀬川 徹
 神澤 輝実
東北大学大学院消化器病態学
都立駒込病院内科
現行の慢性膵炎臨床診断基準は1995年に日本膵臓学会が提唱したものを、当時画像診断法として広く活用されるようになったMRCPの膵管像を準確診所見に加えて2001年に改訂したものである。診断特異性を上げるために慢性膵炎に特徴的な所見を診断項目に採用した結果、すでに進行した慢性膵炎の診断基準となっており、患者の予後改善につながりにくい、また、複雑であり、膵機能検査に関してはわが国で施行不能なものが検査項目に含まれているなどの不都合が指摘されていた。厚生労働省研究班、日本膵臓学会、日本消化器病学会は2006年から診断基準改訂に取り組み、この度、最終案を提案することになった。改訂基準では新しい試みとして早期慢性膵炎の疾患概念を取り入れた。この特別企画では、慢性膵炎診療に積極的に取り組まれている施設の中から、今回の基準改訂に直接的には関わってはいない方々に、客観的立場から現行基準と改訂基準案を比較していただき問題点や改善点を討議していただくことを目的とした。

特別講演


 Translating the sequencing of the pancreatic cancer genome to improved patient care

Ralph H. Hruban The Sol Goldman Pancreatic Cancer Research Center
Johns Hopkins Medical Institutions
司会
 高折 恭一 京都大学大学院医学研究科肝胆膵移植外科分野

Satellite Symposium (August 1, 2009


Tokyo Symposium on Pancreatic Cancer


Invited Lecture: “What will it take to diagnose early pancreatic neoplasia?”
Speaker-



Chairman-

Ralph H Hruban
The Sol Goldman Pancreatic Cancer Research Center
Johns Hopkins Medical Institutions.

Masao Tanaka
Graduate School of Medical Sciences Kyushu University


Symposium :
“Understanding precursor lesions: A foundation for the early diagnosis and treatment of pancreatic cancer”.
Moderators-
Masao Tanaka, Ralph H Hruban, Kyoichi Takaori

Keynote Address: “Roadmap toward early treatment of pancreatic cancer”.
  Kyoichi Takaori
Kyoto University Graduate School of Medicine

1.Mechanism of pancreatic cell maintenance and its implication in carcinogenesis
  Yoshiya Kawaguchi
Kyoto University Graduate School of Medicine

2.Mucin expression profile in invasive ductal carcinoma, IPMN and PanIN
  Suguru Yonezawa
Kagoshima University Graduate School of Medical and Dental Science

3.Tumor-stromal interaction in IPMN and invasive ductal carcinoma
  Noriyoshi Fukushima
Graduate School of Medicine, The University of Tokyo

4.IPMNs associated with invasive ductal carcinomas.
  Koji Yamaguchi
School of Medicine, University of Occupational and Environmental Health

5.Definition of minimally invasive carcinoma in the pancreas
  Akio Yanagisawa
Kyoto Prefectural Medical University

6.Invasive patterns of ductal carcinoma of the pancreas.
  Michio Shimizu
Saitama Medical University, International Medical Center

7.Small cystic lesions of the pancreas and their relations to PanIN and IPMNs
  - Proposal for the Classification of Epithelial Atypism of  Pancreatic Duct Lesions -
  Wataru Kimura
Yamagata University

8.Pancreatic carcinogenesis: Mechanisms and implications for diagnosis and therapy
  Toru Furukawa
Tokyo Women’s Medical University

Special comments: Yoshiyuki Majima, PanCAN Japan
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